2011年4月5日火曜日

最強の記憶術 Social Learning Revolution.

1.「i Konw?」て何???


ソーシャルネットワークサービスに、i Know!というのがある。

i Knowは英語学習のSNSだ。

この情報はBook Offで購入した「最強の記憶術」という書籍で、その存在を知った。

i Konw!では記憶のメカニズムを、徹底分析しそれに即した学習プログラムを組んでいる。

「最近、物忘れがひどくって・・・」という事をよく聞くが、すべての人に当てはまる。

「忘れることは学習においても普通のことだ」と、この著書では述べている。

それを読んで、私は安心した。

「なんだ、私だけものおぼえがわるいわけではないんだ。」

2.記憶のメカニズム


妙に納得したのは、情報の門番「海馬」についての記述だ。

脳にある「海馬」は知っているかどうか前頭葉に問い合わせる。もし知らない情報なら前頭葉の指令でこ、側頭葉に保持される。

前頭葉は情報の司令塔だ。サッカーでいえば、ミッドフィールドにあたる。

側頭葉は記憶を長くとどめるところなのだそうだ。

ただ厄介なのは、一度その情報が入ると海馬は前頭葉と相談して記憶が遮断される。

前頭葉は「そんなの知ってるよ」と、情報を跳ね返してしまう。

では記憶を確かなものにするのはどうすればいいか?

その情報が忘れかけてきたタイミングで、もう一度海馬を通じて前頭葉に問い合わせされれば、長期記憶の貯蔵庫である側頭葉に保持される。

記憶のメカニズムをしり、その働きが分かるとi Konw!のセレゴ・メソッドも非常に説得力がある。

記憶については「エビングハウス」の忘却曲線が有名だ。

彼が被験者となり、記憶の実験が行われた。その結果は1週間で学習した内容の80%が、忘れられていたという。

3.記憶には4段階ある。


1.ファミリア 中学のあいつ、名前なんだったけ~という状態。(あやふや)

2.リコグニション 選択肢が与えられれば、答えられる状態。(見分けられる)

3.リコール 思い出せる。(再生する)

4.オートマティシー 頭に自動的に浮かんでくる。(条件反射的の思い出せる)

学習した内容を、どれだけ理解し憶えているかを客観的に把握する必要がある。


4.強い記憶の作り方。


記憶を確かなものにするのに、2つのキーワード「分散学習」「メタ記憶」がポイントとなる。

「自分の記憶は自分にはわからない」。そのために、英語学習のSNS "i Know!"「分散学習」個人のスケジュールを組むことができる。

「メタ記憶」は、記憶をモニタリング(監視)とコントロール(修正)のよって、あやふやな記憶(ミスジャッジ)を防げるとしている。

i Konw!の”モニタリング”は、「学習の進捗状況を把握」し、”コントロール”は「何をどんなタイミングで学習すべきか」を緻密なプログラミングによって知ることができる。


書籍 「最強の記憶術最強」

著者 アンドリュー・スミスルイス  エリック・ヤング共著

出版社 日経BP社

定価 1400円+税


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学習計画と実績表

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